space share〜旅行を仕事に〜

今回は、株式会社PicUAppの代表取締役をされております、田中悠斗さんにインタビューさせていただきます。私、記者の吉永と申します。よろしくお願いします。
田中
よろしくお願いします。
吉永
では、早速ですが、簡単な自己紹介をお願いします。
田中
はい、今26歳なんですけど、この3月31日までは自衛隊で幹部自衛官をしていました。それまでは、防衛大学校に18歳で入り、過去の戦争の歴史や人の動かし方、マネジメント、世の中はどういう風になっているのか、人は何を考えどう行動するのかを学び続けて、自分なりの理論を組み立ててそれを実践してきた…っていう形ですね。


吉永
なるほど、ちなみに、防衛大学校含め、自衛隊に入るのには結構覚悟がいるものだと思っているのですが、どうして防衛大学校に入ったんですか?
田中
いや、もう単純に、海外も見てはいたんですけど、家庭の事情もあり、日本の中で一番大きな組織はどこなのかを調べました。当時調べたのは、母体数が十数万人いる自衛隊で。色々な職種と色々な人間、また色々な仕事があって、一つの組織の中で社会ができているものだったので、民間とは違うけど一つの社会を学び経験するには良いかな…と、また幹部になることで、近代の戦争の歴史の内側を学べたり、人の動かし方、国防とかってどういう風に行われるんだろうな〜ってのが知りたくて防衛大学校に入りました。
吉永
結構面白いと思います(笑)、僕も自衛隊が好きで、自衛隊の人とよく話したりします。そこで一つ、防衛大学校時代でも、現職中でも一番楽しかった思い出って何ですか?
田中
一番楽しかったのは…私は防衛大学校時代、当時ラグビー部に入っていたのですが、ラグビーっていうのは戦場と同じで、自分が監督するマネジメントの立場でいながらもプレイヤーにもならなければならない。また、気象条件に影響されるし、相手プレイヤーにも影響される。だから、相手がいて気象条件等の動かせない流れも考慮しながら、自分たちのチームとしてのスキルも意識してかつプレイヤーとしても自分がこう動くことで全体がどう動くかっていうのを常に考えながら、状況を判断してその時に最適の行動を取り続ける…これはどこの分野でも役立つだろうなっていうのを実際に自衛隊…まぁ軍人をやりながらスポーツでも学べた、、、、高校もラグビー部だったんですけど、この経験が自分の今までの一番面白かったところですかね。防衛大学校は1年から4年生までいるんですが、そこで実践できたし、自衛隊でも実践できた。で、統率理論を学生の間に学べた防衛大学校の部活動の期間が一番楽しかった。
吉永
大体僕のイメージだと、こんな訓練最後にやって楽しかったとか卒業式が楽しかったっていうイメージなんですけど、結構ロジックというかそういう過程の所を重要視されている感じですけどそれで間違いないですか?
田中
そうですね。だからそれは防衛大学校の陸上自衛隊の幹部をやっていた時にも、そのマネジメントっていうのが一番楽しかったですね。人はどう動き、何に感化されるのか…統率の究極は感化だと思っています。これは幹部候補生時代に相原さんという区隊長から教わりました^^
吉永
感化もそうですし、人に感動を与えられたらな。というところですかね。なるほど。で…今は自衛隊の方をやめられて株式会社PicUAppでSpaceShareというサービスを始められているんですけど、実際このSpaceShareを始めようとしたきっかけは何ですか?サービスのスタート地点をベトナムにした、経緯を教えてもらえますか?
田中
実は、2017年の冬に用事があって、ベトナムへ行ったんです。そのタイミングで実際に現地の人とふれあった時に、向こうの人って給料が日本の人より平均賃金としては安いんですけと….でも幸福度がめちゃめちゃ高いし、活気がスゴイあって、日本製品や日本のことが結構みんな好きで、英語よりもむしろ日本語のほうが通じるくらいだったんですね。
吉永
ほー

田中
…で、向こうの人たちと話していく中で実際に日本に行きたい人ってたくさんいたんですよ。でも日本に行きたくても、ビザの申請だったりパスポートの関係だったりがあって行けない。っていう人が結構多くて…日本の製品はベトナムでも人気があって色々投資している人も…それでもっと日本の良さを分かってもらいたいし、日本の商品をもっと手に取ってもらってその良さを理解してもらいたいっていうのがあったんでそれを実現するようなサービスを提供できるものを作りたいなっていうのが湧いてきたということです。
吉永
つまりは、向こうの人と日本が繋がりあえばいいと。
田中
そう。
吉永
ちなみに、今の世の中ってFacebookとかTwitterってあるじゃないですか。多分そういうところにも人と人が繋がれる方法はあると思ったんですが、そこをあえてわざわざ専門用のアプリとして展開するにはもう一押し材料ってあったと思うんですけど。

田中
えーっと、今の世の中は徐々に信用経済が浸透しつつあるんですけど。
吉永
はい。
田中
まあ、通貨っていう概念、支払いとか決済しようと思ったら世界中のどこででもお金を送ることはできるんですよ。ただそれって、まだ発展途上国っていうのが適切かどうかわからないですけれども、その進歩が…進歩しきっていない所においては信用指標ってのがまだ確立されていない。例えば日本だったら、銀行の支払い状況。クレジットカードの保有だったり、年収だったりその人の社会的地位がほぼ明確になっている。でもまだそこが明確じゃない国はたくさんある。そういう国において信用指標っていうのを作り出すことができたら、良いよねって。通常のコミュニケーションどうこうっていうのはFacebookだったりSNSでできると思います。けど、やっぱりメール>電話>直接会うってことに一番行動にコストがかかるのってやっぱり直接会うところじゃないですか。
吉永
そうですね。

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田中
だから、人に会って何かをする。ってところにコストがかかるので、行動にコストがかかることをやってそれを成果に繋げているってことは信用が高まるってことに繋がるんじゃないかと思ってやってますね。

行動→成果 これの繰り返しで 信用 が積み重なっていくイメージです。

吉永
じゃあスペースシェアの、、、まあ詳しくは言えないかもしれませんが、仕組みの中に信用を作る…あるいは構築するような、ロジックがあるってことになる?
田中
そうですね。結果として信用を作りたいってのがこのサービスの根幹の部分ですね。
吉永
なるほど。
田中
それはまあ、Amazonだったらレビュー、行動をした側を行動を受けた側が評価する。そしてそれを見た人もそれを参考にしてるっていうのが信用の根幹の部分じゃないかなと。
吉永
じゃあそう言う評価をするシステムも導入する?

田中
そうですね。
吉永
なるほど。ちなみに、、どういった方をメインで対象にしているのですか?そういうロジックってあるんですか?ベトナムと日本ってのが当初の対象ですけど、特にこういった人達、日本側とベトナム側に分けてこういう人たちにっていう対象ってありますか?
田中
まあ、日本側からベトナムに行っている旅行者、2017年の観光庁の発表だと年間約80万人なんですね。で、ベトナムの人で日本に来てる人は年間約23.4万人。世界中の旅行者自体は年間約13億人いるんです。その人たちをターゲットですね。旅行行く時って、現地の友人に国内だったとしても、お土産って形で、これもってきてよとか、頼まれたりするじゃないですか。
吉永
ありますね。
田中
それを、スペース、旅行のキャリーバックのスペースをシェアするってのがSpaceShareの由来なんですけど、日本の製品をベトナム側に持っていったら向こうの人たちは、すぐに日本の商品を受け取ることができるだろうな。そこは、ターゲットで言えば受け手側…依頼側としては、ベトナムで日本に頻繁に来ることができない、もしくはすぐにその商品が欲しい人や企業。EMS(速達便)でも大体3日~5日かかる。でも旅行者は毎日来てるんで。その商品がすぐにほしい、もしくは日本限定品でebayとかにも出てないものが欲しいと思う方達が依頼側のターゲットです。チャットもできるようにしますので、細かいやりとりもできます。
吉永
なるほど。
田中
…で、運び側のターゲットはさっき言ったように日本からベトナムへ旅行に行く人、もしくはベトナムから日本に来てる人で日本に帰る人っていうのが最初のターゲットですね。最初はベトナムだけですけど、今後ASEANだったり他の国だったりとどんどん展開していく予定です。

気持ち的には、Amazonの欲しいものリストが公開されていて、あ、それ近くにあるから持って行くよ〜って感じですね(笑)

旅行前に一回は目を通すっていうアプリの位置付けに持っていきたいですね。
吉永
今のところは、日本ベトナムの片道通行みたいなアプリになるってことですね?
田中
そうですね、でなんでそうかって言ったら、日本って物流が発達しているじゃないですか。だから、ものが届いてもAmazonが良い…というか、物流で自分の家まで届くのが当たり前になっているんですよ。
吉永
はい。
田中
だから、日本側としては普及しづらいだろうなと。to Cの場合は。
吉永
なるほど。
田中
それを、まだ発達していないところだったら、そういう需要もある。もしかしたら、日本にも需要があってその時には展開も考えてはいるんですけど、当初は日本からベトナムのみっていう風に考えています。
吉永
面白いビジョンですね。現に夏頃?一般的に開始をしますって話でしたけど、開発の進捗状況はどれくらいなんです?
田中
アプリの開発状況としては、逐次進めていて、ゴールは見えているんですけど、今やはりクリアしなければならない部分は法律のことですね。法律の所の仕組みの部分をどこまでクリアにするのか、そこの部分を今専門家と話して調整している所です。
最終的には運んではいけないものは自己責任っていう範囲にはなるんですけど、そのこちら側から提示できる。これは運んじゃダメなんだよっていうリストだったり、航空会社毎のコンプラ、国ごとの規則、可能商品の一例も提示する予定です。現地法人で需要を吸い上げて、それをtoC、toBでオープン化して行くので、できるだけ運ぶ人のリスクを軽減できるように、使いやすくなるように努力して行きます。
吉永
実際に今回のスペースシェアが普及したとして、今後のはどういう風に進んでいきますか?先ほど、ベトナム以外の国にも展開するといっていましたが。次の材料ってのは、、、、
田中
次の展開として考えてるのは、旅行に無料で行けますよ!っていうのをやろうかと。

吉永
??

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田中
笑 。ボランティアに行きたい意識の高い大学生ってのがいるじゃないですか、でもその辺ってお金がなくてボランティアはしたいけど行けないっていう要望が結構あるので、SpaceShareでこれを運んだら無料になりますよっていう、旅行とボランティアをセットにしたようなサービスを、現地の学校や法人のニーズと組み合わせて、ボランティア団体とコラボで作ろうかなと考えております。学生は、無料でボランティアに行けるというシステムになると思いますので、そしたら自分の海外の知見を増やしたい経験を積みたいっていう人に刺さるんじゃないかなって。

だって、「旅行が仕事って最高じゃないですか
吉永
そうですね、ぼくも旅行大好きです。旅行が仕事だったらどんだけいいか考えたことはあります。
田中
でそれを、実際に形にしてしまったら旅行を仕事にできるんで、僕みたいな性格の人間にはぴったりかなと。というか、そういうのが欲しいなって思ったから作ったって感じです。
吉永
あとはまあ、個人的に気になっているのは5月から6月あたりにAmazonがベトナムに進出するって話なんですけど、それに関してはどう考えていますか。
田中
Amazonに関しては物流に素晴らしくて、おそらく現地に倉庫を持ってその実際に必要なサービスってのを送ったりっていうのはもちろんあるんで、多少同じところを狙っているってところはあるんですけど、根本的に違うのは、この国のこれが欲しいのをピンポイントにすぐに手に入る。それができるのってその国の人が来ることでしかできない。アメリカの商品をすぐに欲しいって思ってもアメリカの売り手がないとやってくれない。しかも、その人間にこれ売ってよっていうのを日本側からいうこともできないじゃないですか。だから、プラットフォーム的にこれほしいこれほしい、っていうのをあげられるプラットフォームがあれば、「えーじゃあもってくよ」ってのを行く側が選択できる。だからこれまでは、すでにあがってきた依頼側のやつを見るだけだったんだけど、受け手側にも回れることで、これが欲しいっていうのも言えるようにする。それが、一番の違いかなって思うんで、日本限定品とか海外限定品とかがすぐに手に入ったら、物の流通量が増えて、人の流通量が増えて、金の流通量も増えて、観光客も増えたら、経済が回るから面白いじゃないですか。
吉永
そうですね。
田中
だからそういうところを目指しているんで、別にAmazonとの競合ってよりは物流が発達してくれて、むしろその国のためになるんだったら、なんぼでもやってくれって思いますね。
吉永
つまり最終的にはスペースシェアにはSNSというかコミュニティの能力を強化する。単純にその行きますよーって感じだけではなく、会話のスペースも設けていく感じであるってことですか?

田中
そうですね。チャット機能を設けるので依頼側と受け手側の掲示板のようなものは作る予定です。
吉永
なるほど。今回のスペースシェアはかなり練られたものなんですけど、最終的などういうところにゴールを設けていますか。
田中
SpaceShareのゴール地点ですか。
吉永
はい
田中
このサービスのゴール地点は、世界中のものをすぐに手に入れられるようになる。ってことです。海外にはこういうのがあるんだ。っていう新発見を次の日に。いや、新発見をその日に。こういうのが海外にあるんだっていうのはすぐ欲しいじゃないですか。売り手がなかったら自分の手元には来ないけどってことですね。だから、我々のスローガンは、

世界中のものをその日に。信用をその手に。

ですねw
吉永
Facebookみたいにサイト張り付けてこういうの知らない?っていって知っている人捜して見つけてもらうってこともできるわけですね。

田中
そうそう。
吉永
他にも、珍しいお土産君に任せるからこれくらいでっていう感じ、みんながみんなバイヤーになれる感じ。
田中

全員がバイヤー、全員がセラー、全員がキャリアー  (笑)

 

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吉永
今回は、元自衛隊の幹部という異色の経歴の持ち主

株式会社PicUApp 代表取締役 田中悠斗 さんに新サービス、Spaceshareの構想をお聞きしました。

独特の関西弁で淀みなく話が進んでいって、話していて心地よく、とてもワクワクしました。

全身からエネルギーに溢れていて、今後の活躍がとても楽しみです。

本日はありがとうございました。

Spaceshareのサイトはこちら

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